こんなところに穴が! 布団が破れた場合の対処法

どれだけ上質な布団であっても、長く使いつづけていればいつかは消耗してしまうものです。ふつうに使用しているだけでも体との摩擦がかかるので、愛用の布団が破けてしまったという経験のある人は多いことでしょう。

しかも困ったことに、布団は一度破けるとその裂け目からどんどん破れが広がったり、中身の綿や羽毛が飛び出したりと、対応が遅れると取り返しのつかないことになる可能性もあります。最悪の事態を防ぐためには、どのような対処法をとるとよいのでしょうか?

破れた布団への対処としては、まずは「布団カバーを2枚重ねでかける」という方法が考えられます。日ごろから布団を使用している家庭であれば、余っている布団カバーの1枚や2枚はあるものですよね。2枚重ねで布団カバーをかければ、裂け目を気にすることなく布団を使いつづけられますし、飛び出した綿や羽毛に悩まされる心配もありません。それまでと同じように布団を使うことができます。

ただし、これはあくまでも応急処置です。もとの布団はその後もカバーの内側でますます酷い状態になっていきますから、いつまでもそのまま使うというわけにはいきません。2枚重ねだとゴワゴワして肌触りも悪いです。本質的な解決にはなっていませんので、べつの方法も準備しておく必要があります。

そこで次に考えられるのは、「布を当てて自分で補修する」という方法です。新品で購入した布団であれば、専用の補修布が付属していることも多いでしょう。この場合は簡単です。穴より二回りほど大きめに補修布を切り、アイロンを押し当てれば、布はあっというまに貼り付いてくれます。対応が早ければ早いほど布団の寿命が延びますので、補修布はすぐに取り出せる場所にきちんと保管しておくことが大切です。

もし付属の補修布がなかったとしても、近年は市販品を安価に購入することが可能です。手芸屋さんやネット通販などで探せば数百円程度で売られているのが見つかりますので、手持ちの布団生地の色にあわせて補修布を購入するとよいでしょう。

問題は、高級な布団の場合です。補修布での補修は、よほど目立たない箇所の穴でないかぎりはどうしても見映えが悪くなってしまいます。そんなときは、専門の布団屋さんや洋裁店で打ち直しを依頼してみましょう。予算はかかりますが、元通りの見映えのよい布団に戻してもらえる可能性が高いです。

なお、破れ方によっては補修より買換えの方が経済的に負担が軽いこともあります。そんな時におすすめしたい人気の布団屋さんがあります。詳細は『ベストな敷布団を探す!人気布団屋さん徹底比較』をご覧ください。

とにかく暖をとれればいいのか、それとも元通りの姿にこだわりたいのか。布団が破れた場合の対処をどうするかは、その布団がどれだけ大切なものであるかによって変わってきます。万一のときに備えて、あらかじめ対処法をシミュレーションしておくとよいかもしれませんね。