腰痛と寝方には関係があるの?

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腰痛と寝方には関連性があり、寝方によって腰痛が悪化することがあります。朝起きたときに腰が痛む人や、慢性的な腰痛がある場合は、一度自分の寝方を見直してみましょう。

寝方が悪いとなぜ腰痛が起きるのか、腰痛持ちにはどんな寝方が良くないのかを詳しく説明していきます。

悪い寝方は腰痛を悪化させる

一見無関係のようでも、寝方は腰痛を悪化させる原因のひとつです。就寝時間は8時間前後と長く、長時間悪い寝方をしていると腰回りの筋肉がうっ血し、凝り固まって、ひどい痛みを引き起こします。

就寝中の寝返りも腰に負担をかけて痛みを引き起こす要因です。私たちは就寝中に無意識に寝返りを打ちますが、寝方が悪いと必要以上に腰を捩じってしまい、強い痛みが生じます。

いま多くの人が慢性的な腰痛を抱えていますが、その大半はレントゲンなどの医学的な検査で原因を特定できないもの。寝方が腰回りの関節の動きの悪さやうっ血による筋肉の緊張を招き、腰痛の原因になっていることが指摘されています。

腰痛持ちさんNGの寝方

快適な眠り方は個人差が大きいものですが、腰痛がひどいときにはうつぶせ寝と仰向け寝の2つの寝方に注意しましょう。

寝方が悪いことで腰痛が悪化すると、熟睡できにくくなってしまいます。さらに睡眠不足になって倦怠感や頭痛などの体調不良を引き起こすリスクもあるため、早めの改善が必要です。

・うつ伏せ寝

体を下にするうつぶせ寝は、実は最も腰に良くない寝方です。この寝方は、常に腰を反らして腰椎の関節や背骨に負担をかけ、腰痛を悪化させるリスクがあります。

またうつぶせ寝は首の頸椎にもダメージを与え、胸を圧迫するため寝苦しく、熟睡を妨げがちです。

・仰向け寝

仰向け寝は本来、腰に負担がかからない寝方ですが、敷布団が体にあっていないと腰回りにダメージが集中します。

体の重みで背中が敷布団に押し付けられ、背骨のカーブが事前な状態で維持できないのが原因ですが、ぎっくり腰で強い腰の痛みがある人や、猫背気味の人は特に注意が必要です。

腰痛がひどいときにおすすめの寝方を紹介

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腰痛がひどいときにおすすめの寝方や、痛みを緩和する工夫をご紹介しましょう。どれも簡単に試せる方法なので、今日からでも試せます。

腰に負担をかけない起き上がり方もあわせて解説しますので、参考にしてくださいね。

腰痛を悪化させない寝方の工夫

腰痛がひどいときにおすすめの、痛みを緩和する寝方には2通りの方法があります。また腰痛の予防にも効果的です。

・抱き枕・クッションを使って横向き寝をする。

横向きの寝方は比較的に腰に負担がかかりにくいものの、左右の足を重ねるとバランスが悪いため、抱き枕やクッションを膝に挟んで横向きになるのがベスト。慢性的な腰痛持ちさんにおすすめの寝方です。

姿勢が安定し、上の足の重みをクッションが受け止めるので体が楽になりますが、クッションは厚めのものを使うのがポイント。抱き枕は上半身を支えて、肩の痛みの改善も期待できます。

横向きの寝方は背骨の自然なカーブを維持できるため、つらい腰の痛みを和らげます。寝返りがしやすいのもポイント。横になってみて、痛みが楽になる向きの寝方を選ぶと良いでしょう。

・バスタオル・枕を使って仰向け寝をする

仰向け寝で腰が痛む場合は膝の下にバスタオルを重ねて高さを出し、膝を立てる寝方がおすすめです。背中全体を敷布団に密着させることでお尻の沈み過ぎを防ぎ、腰に負担がかかりにくくなります。

膝の下に枕を置くのも効果的ですが、バスタオルなら畳み方で高さの調整ができます。柔らかめの布団を使っている人に効果的ですが、硬めの布団を使っている場合はバスタオルを腰に巻いて隙間を埋めるといいでしょう。

腰が浮き上がる空間を埋めて寝姿勢が安定し、背骨のカーブが維持できるので腰がすっきりします。寝方の好みは個人差が大きいため、自分がもっとも楽になるように巻き方や高さを調整してください。

寝方だけでなく「起き上がり方」にも注意

寝姿勢から起き上がるときの動作でも腰痛が悪化するため、起き上がり方にも注意しましょう。敷布団からまっすぐ状態を起こすのはNG。特に筋力の弱い人は避けたほうが無難です。

腰痛が気になる人は朝起きたら痛みのないほうに横向きになって、肘をついて徐々に上体を起こしてください。ベッドなら横向きになって先に足を下ろし、上体を起こすと安心です。

腰痛がひどいときは敷布団も見直してみて

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敷布団と腰痛の関係も解説しましょう。寝方も腰痛を引き起こす原因ですが、もうひとつ無視できないのが敷布団です。

腰痛改善におすすめの敷布団もご紹介します。寝方を変えても腰が痛む場合は、敷布団もチェックするといいでしょう。

敷布団も腰痛を引き起こす原因の一つ

敷布団が体にあっていないことも腰痛の原因です。例えば敷布団が硬すぎるとお尻周りが沈まず、腰が沿ってしまいがち。逆に柔らかすぎるとお尻が沈み過ぎて背骨のカーブが歪み、どちらも腰回りにダメージを与えて腰痛を引き起こします。

寝方の工夫をしても腰痛が改善されない場合は、敷布団が原因かもしれません。腰痛改善のために、敷布団の買い替えも前向きに検討してください。

腰痛の改善におすすめの敷布団も紹介

腰痛の改善に効果的なのは背骨を無理なく支える、体圧分散にすぐれた敷布団です。

硬すぎず、柔らかすぎないことが大事ですが、寝心地は実際に寝てみないとわかりません。どんな敷布団を選べば良いのか悩んでいる人には、静岡県の御殿場に店を構える櫻道ふとん店の「腰いい寝」がおすすめです。

腰いい寝は凸凹形状の高反発ウレタンマットレスを使った、点で支えるタイプの敷布団です。体を柔らかく受け止め、しっかり押し返すことで、背骨を理想の状態で支えるのが特徴。寝返りも打ちやすいので、腰痛の改善に期待が持てますよ。

腰いい寝は凸凹形状のマットレスに、遠赤外線効果のある温泉綿を組み合わせて作られています。指圧効果と温熱効果が期待できるのも、腰痛改善には嬉しいポイントです。

櫻道ふとん店では3週間の無料レンタルで、腰いい寝を自宅で寝てみて試すことができます。寝方を工夫しても直らない腰痛に悩んでいる人は、一度相談してみるといいでしょう。

まとめ

普段の何気ない寝方が腰痛の原因になることもあり、体にあっていない敷布団が腰痛を引き起こすこともあります。

腰痛に気が付いたら早めに自分の寝方や敷布団を見直して、腰に負担をかけない工夫をしてくださいね。