アクリル毛布のメリット&デメリットを紹介!

アクリル毛布の特徴様々な素材の毛布がありますが、量販品に関しては安価な合成繊維の毛布が増えてきています。そのうちの1つが、アクリル毛布。アクリロニトルという物質を原料としており、表面的な質感が羊毛に似ていることから、毛布やセーターに用いられています。

こちらでは、スーパーなどでも売られており、比較的入手が容易なアクリル毛布の特徴について確認していくことにしましょう。

特徴まとめ〜アクリル毛布とは…?

それでは、アクリル製の毛布がどのような特徴を持っているのか、各特徴をまとめていきたいと思います。

1.価格が安価で、コスパ重視の方にオススメ!

スーパーなどの量販店でも売られており、布団専門店でなくても購入可能。標準的な価格は5,000〜10,000円前後なので、コストパフォーマンスを重視する方にとっては魅力的な存在かもしれません。

2.耐久性が高く、寿命が長い!

アクリル毛布は15〜20年ほどの高寿命であると言われており、破損の可能性が極めて低いとされています。安価で長持ちする…というのはアクリル毛布が持っている大きなメリットなのです。

3.吸湿性が低く、快眠が得られないという声も…!

アクリルは非常に吸湿性が低く、寝ている間に人がかく汗を充分に吸収できないと言われています。人間は寝ている間にコップ1杯分の汗(約200cc)をかくとされていますが、実際には皮膚から蒸発する水分も同程度(200cc)あるため、合計400ccの水分を放出するのです。アクリルの吸湿性では、これらを吸い取ることが出来ず、内部がじめじめして不快感の温床になってしまうことが…。実際、アクリル毛布の場合、寝ている間に蹴飛ばしたり、はねのけたりする確率が高いというデータもあるため、快眠度が低いことは確実視されています。

以上のように、価格が安い反面、快眠度が下がる…というのがアクリル毛布の一般的な評価のようです。実際、アクリル毛布では湿気による不快感により、寝ている間に心拍数がうまく下がらない…というデータも存在しています。このようなことから、アクリル毛布は“価格は安く、丈夫だが、快適度は価格なり”という考え方が一般的だといえるでしょう。

アクリル毛布を購入する場合の注意点

アクリル毛布を購入する時のポイントアクリルの毛布には生地を2枚重ねにしたもの(マイヤー毛布)と、1枚毛布(ニューマイヤー毛布)の2種類があります。価格的には、一重のほうが縫製の際に手間がかかるため、高価になりがち。しかし、機能面では体感できるほどの差はない…という意見が支配的です。以上から、コストパフォーマンスを重視してアクリル毛布を選ぶのであれば、2枚重ねになっている製品のほうがオススメといえるでしょう。

また、化学繊維は静電気を帯びやすく、ホコリ、アレルゲンを吸い寄せてしまいがちですが、アクリル毛布の場合には静電気を帯びにくいように加工された製品も出てきています。もし、ハウスダストなどのアレルゲンが気になる場合は、静電気対策が施されたものを選ぶようにしましょう。

まとめ〜リーズナブルなアクリル毛布

アクリル毛布は価格が安く数千円あれば購入できるのが大きなメリットですが、反面、吸湿性には劣り寝汗をかいても吸い込んでくれない…という問題点があります。寝ている間は冬場でも200cc以上の汗をかくので、内部に湿気がこもってしまい、やや快眠度は低いと言わざるを得ない部分があるのは確かです。以上から、とにかく何よりも値段を重視する…という方に向いた毛布といえるでしょう。

ピックアップ>>>他の種類の毛布を見てみる