ひんやり寝具4種を解説

異常気象といわれて久しい昨今、朝から晩まで猛暑がつづくのはめずらしいことではなくなりました。暑い夏に少しでも快眠すべく、近年はひんやり感を重視した寝具が続々と登場しています。

今回は、そんなひんやり寝具のなかでも代表的な4種について、特徴をご紹介します。

夏の寝苦しさを改善するおすすめ「ひんやり寝具」

ひんやり敷きパッド

近年、夏になると必ず話題になるのが「ひんやり敷きパッド」です。最先端の接触冷感技術を活用した敷きパッドは、触れただけで肌が冷たく感じられ、寝苦しい夏にはうってうけでしょう。
一方で、品質をじっくり吟味して選ばないと蒸れることも多く、かえって暑く感じてしまうかもしれません。そもそも接触冷感はあくまでも触ったときに冷たく感じるだけであり、物質そのものが冷房のように冷たいわけではない点に注意が必要です。エアコンと組み合わせてこそ真価を発揮する寝具だといえますね。

キルトケット

キルトケットは、肌布団をさらに薄くしたような掛け布団です。タオルケットよりは厚みがありますが、薄い綿が入っているだけですので、暑い季節に特化した寝具だといって差し支えないでしょう。
非常に薄い綿ですから、基本的にキルトケットの素材は化学繊維です。そのためお手入れが簡単だというメリットはありますが、タオルケットやガーゼケットとどちらが良いかは好みが分かれる部分かと思います。「タオルケットでは肌寒いけれど肌布団では暑い」という場合に選びたい寝具です。

ひんやり枕

ひんやり敷きパッドの流行以降、その枕バージョンである「ひんやり枕」も店頭に多く並ぶようになりました。敷きパッドと同じく涼しさを感じられる枕ですが、現在のところいわゆる「ひんやり枕」にはさまざまなバリエーションがあるので注意しましょう。
敷きパッドと同じような接触冷感素材を使っているもののほか、昔ながらの冷凍庫で凍らせるジェルマットタイプや、保冷剤を入れて利用するものなどもあります。現在のところ定義が曖昧なので、じっくり商品説明を見比べて購入したいところです。

ひんやりタオルケット

接触冷感素材を使った寝具としては、タオルケットも見逃すことはできません。肌に直接触れるものだけに、接触時の体感温度は特に重要になります。寝返りのたびに触れる部分が変わるぶん、敷きパッド以上に冷感高価は高いと考えて問題ないでしょう。
ただしこちらも、ひんやり敷きパッドと同様、湿気のこもりやすい商品も少なくありません。商品紹介文や口コミなどを参考に、吸水性・発散性の高い商品を選ぶようにすると、失敗のリスクを抑えることができるはずです。

今回のひんやり寝具は夏の夜を乗り切る方法の1つですが、中には接触冷感素材が体に合わない方もいると思います。そんな方のために別の方法をご紹介しましょう。詳しくは『オススメの寝具組み合わせ~夏に快眠を得る方法』をご覧ください。

また、「ひんやりシリーズ」以外でも寝具の選び方や環境によっては睡眠の質が変わることもあります。毎日使用する布団・敷布団ですから、買い替えなどでこれから購入を考えている方にその方法をご紹介しましょう。詳しくは『寝具の選び方で睡眠は変わる!』をご覧ください。