家庭でできる布団のカビ落とし

布団のトラブルの中でも頻繁に起こりがちなのが、カビの問題です。梅雨の時期や衣替えのタイミングで布団にカビが生えているのを見つけてしまったという経験は、誰しも一度くらいあるのではないでしょうか?

カビの胞子は繊維の奥深くまで入り込むため、一度発生してしまうと取り除くのは簡単ではありません。残念ながら、クリーニングに出しても確実に落とせる保証はないのが実情です。しかし、どうせ買い換えを検討するのであれば、ダメ元で試してみるべき方法があります。

用意するのは掃除機、重曹、エタノール、スプレー容器です。あまり馴染みのない人もいるかもしれませんが、重曹やエタノールはドラッグストアでも気軽に買うことができますので探してみましょう。

具体的な手順としては、まず最初に掃除機でカビを吸い取ります。ふつうに洗っただけでは落ちないような根深い胞子も、強力な掃除機であれば吸い出せる可能性があるからです。このとき気をつけたいのは布団を濡らさないということ。黄ばみやシミなどを落とすときはまず濡らしてから作業をはじめますが、カビは濡らすとかえって生地に染み込んでしまいがちなので乾燥した状態を保ってください。掃除機の先端も布団に直接つけず、少し浮かせて吸うようにするとよいでしょう。

掃除機をけかる目的はカビを取り除く他にもダニ防止にもつながります。詳細については『掃除機のかけ方にコツはあるの?』をご覧ください。

つづいて重曹水を作ります。40℃程度のぬるま湯100mlに対して小さじ1ほどの重曹を加えれば完成です。カビの部分に重曹水をスプレーして5分程度放置すると汚れが浮いてきますので、それをスポンジやティッシュなどで拭き取ってあげましょう。充分に汚れが取れたら、その後しっかりと天日で乾燥させます。なお、重曹は色落ちを招くことがあるため、色味の強い布団の場合にはこの工程をスキップしてください。

ここまでの工程で、見た目はある程度きれいになったかもしれません。しかし落ちたのはカビが作った汚れだけで、肝心のカビ菌は布団に残ったままです。そこでエタノールの出番です。エタノールを充分に浸透するまでスプレーして、そのまま天日干ししましょう。これでカビ菌も殺菌することができます。なおエタノールは消毒用エタノールを使うのがベターです。

しっかり布団が乾いたら、最後にもう一度掃除機を全体にかけてあげましょう。これでカビ落としの工程は完了です。確実に落ちるとは断言できませんが、一般家庭でできるカビ落としの方法としては最も効果を得やすい方法です。どうせ無理だと諦めるのであれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。