日本の布団といえばコレ!〜木綿布団

吸湿性に優れているコットン江戸時代からずっと日本の布団素材として親しまれてきた木綿。最近では化学繊維で作られた布団が一般的になっており、やや木綿布団は押され気味になっていますが、それでも中高年以降の世代からは根強い支持を集めているようです。こちらでは、そんな木綿の掛け布団について解説していきたいと思います。

掛け布団としての木綿布団にはどのようなメリット、デメリットがあるのか確認した上で、理想の掛け布団を選んでくださいね。

木綿布団のメリット&デメリット

それでは、日本の布団としてもっとも一般的な木綿布団の特徴をまとめていくことにしましょう。

1.吸湿性が高く、日本の気候にピッタリ!

木綿は吸湿性に優れた素材なので、寝ている間の汗をしっかりと吸収してくれます。人間は眠っている間に200ccほどの汗をかきますので、吸湿性の低い布団を使うとジメジメとした不快感が生じてしまうのです。その点、木綿なら大量の水分を吸い込む性質があるので、布団表面は常にサラサラの状態。まさに、高温多湿の気候に合った“日本の素材”といえるでしょう。

2.放湿性は低く、手入れが大変…!

吸湿性が高い一方で、吸い込んだ水分を放出する放湿性には難があります。いくら吸湿性の高い木綿でも、取り込んだ水分を放出しないうちに使っていては、内部に湿気がこもるのを防ぐことはできません。なので、少なくとも2日に1度は天日干しをしないと快適な睡眠を得ることはできないのです。南向きのベランダでもあれば問題ないですが、日当たりの悪い家に住んでいる場合などは、布団乾燥機がないと厳しいでしょう。木綿布団が人気を落としている理由には、高層マンションなどが増えて日当たりの良い家が減ってきてことも関係しているかもしれません。

3.重量があるため、寝心地に問題も…!

敷き布団としては、頻繁な天日干しが出来れば非常に優秀な木綿なのですが、掛け布団としては大きなウィークポイントを持っています。それは、重量が重い素材であること。寝ている時に重みがかかっていると血流が低下して身体に負担がかかってしまうのです。過度の圧迫感は快眠度を下げることにも繋がりますし、残念ながら、掛け布団としての木綿布団は、あまり機能的とは言えないのです。

以上のように、木綿の掛け布団は吸湿性に優れる反面、手入れが面倒、重量がありすぎる…といった問題点も併せ持った素材といえます。どうしても木綿の布団でないと寝付けない…というほど木綿が合っているなら良いと思いますが、そうでなければ、それほど推奨するべき素材ではないというのが中立的な評価でしょう。

木綿布団を選ぶ時の注意点

木綿布団の選び方木綿の布団を選ぶ時に注意するべきなのは“本当に木綿布団といえる製品なのか”という部分。最近では木綿布団という名称で売られているにも関わらず、実際には木綿と化学繊維を配合した綿混紡である場合も多いのです。

敷き布団の場合は綿とポリエステルを配合することでクッション性が上がる…といったメリットがあるのですが、掛け布団の場合は吸湿性が低下するデメリットが強く、あまりオススメできるものではありません。ですから、木綿布団を購入する際には必ず、素材が綿100%であることを確認するようにしてください。

まとめ〜掛け布団としては疑問点も…!木綿布団の特色

吸湿性に優れていることから、高温多湿な気候に向いているとされる木綿布団ですが、掛け布団としては重量がありすぎる…といった弱点を持っています。仮に木綿布団の寝心地が好き…という場合でも、木綿は敷き布団だけに留め、掛け布団は別の素材を選んだほうが賢いかもしれません。また、木綿布団は吸収した水分を蒸発させる放湿性が低いので、頻繁に天日干しすることが必要です。入念な手入れが出来る人でないと、カビが発生するリスクもあり、やや扱いづらい素材と言わざるを得ません。

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