高級素材!羊毛掛け布団の魅力とは?

吸湿性だけでなく放湿性にも優れている羊毛布団高級感のある布団素材として有名なのが、羊毛です。天然繊維の布団では木綿、羽毛などと比べてマイナーなイメージがありますが、機能面では優秀な羊毛掛け布団。保温力の高い寝具をお探しなら、選択肢に入れる意味は充分にあるでしょう。

こちらでは、そんな羊毛掛け布団のストロングポイント、ウィークポイントをまとめ、皆さんの寝具選びをサポートしたいと思います。

羊毛掛け布団の特徴をチェック!

ここでは、羊毛掛け布団の優れた面、そうでない面を確認して、本当に羊毛素材が自分のニーズに合っているのか…を考えてみることにしましょう。

1.保温力に優れて暖かい!

羽毛に比べるとやや劣る製品が多いものの、化学繊維や木綿の掛け布団に比べると保温力は大幅に高いのが特徴。カールした毛が絡み合っており、その中に空気層を含んでいるため、非常に断熱性が高いのです。木綿や化学繊維の布団では物足りない…という方にピッタリの素材といえるでしょう。

2.吸湿性&放湿性が共にトップクラス!

布団に求められる重要な機能の中に、吸湿性と放湿性があります。寝ている間に人はコップ1杯ほどの汗をかきますが、この汗を吸い込むのが布団の大きな役割なのです。そうでないと、布団内がじめじめとして心地よい寝心地を得ることができません。羊毛布団なら汗をたっぷり吸い込んでくれるので、快適な眠りを手に入れることが可能です。また、木綿布団などは吸湿性には優れていても、染みこんだ水分を空中に吐き出す放湿性に劣るため、頻繁な天日干しが欠かせません。しかし羊毛布団は放湿性も高いので、あまり干さなくても吸い込んだ水分をどんどん空気中に逃がしてくれるのです。

3.お手入れがやや面倒…!

羊毛は日光に当たると変色する性質があるので、天日干しはNG。陰干ししなければなりませんので、干す場所1つとっても気を遣います。また、家庭での洗濯が難しい素材なので、汚してしまった場合はクリーニングに出すしかありません。それに加えて、動物性のタンパク質を含む素材なので、不衛生にしていると虫が湧くことも…。長く使っていくための低入れが非常に大変といえます。

以上のように、羊毛掛け布団は機能性に優れる反面、手入れが非常に大変…という特徴を持っています。充分な手入れが出来ないと長く使うことが出来ずに買い替える必要が出てきますから、このあたりが考えどころでしょう。

羊毛掛け布団を選ぶ時の注意点!

羊毛掛け布団の選び方羊毛布団の定義は“中綿の重量に対して50%以上の羊毛を含んだ製品”です。そのため、化学繊維と混ぜた羊毛混紡であっても、羊毛の比率が5割以上であれば、羊毛布団の一種として売られていることがあります。しかし、混紡の場合は羊毛独特の質感はありませんし、機能面でも吸湿性、放湿性が激減…。正直なところ、混紡になった時点で羊毛布団とは呼べないのが実情です。

そのため、羊毛掛け布団をお求めであれば、確実に羊毛100%であることを確認した上で購入することが大切といえます。

まとめ〜機能性に優れる羊毛掛け布団

吸湿性、放湿性、保温力と3拍子揃った羊毛掛け布団は、非常に機能的な掛け布団といえます。しかし、その一方で手入れが困難であるという欠点を持っており、万一にも湿った状態で放置すると虫が湧いてしまうことも…。また、家庭で洗うのが難しく、直射日光に当てると変色するなど多くの弱点を持っているのも確かです。もし羊毛布団を購入するのなら、汚さない、湿気をそのままにしない…といった基本的なケアを徹底することが絶対条件となるでしょう。

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