朝起きるのが辛い原因

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最初に、朝起きるのが辛い原因を解説していきましょう。

朝起きるのが辛いのは怠けているからではなく、必ず原因があるものです。早期の対処が必要なケースもあるため、しっかりと原因を見極めましょう。

睡眠不足によるもの

まず疑うべきは、睡眠時間が足りていないことでしょう。

適正な睡眠時間は個人差があるものの、厚生労働省の統計では、日本人の睡眠時間は年々減少傾向にあります。なかでも男性36.1%、女性39.6%の睡眠時間は6時間未満で、充分に眠れずに忙しい日々を過ごしているのが実情です。

出典:平成30年「国民健康・栄養調査」の結果(厚生労働省)

だからといって、週末や休日に寝だめをするのは好ましいことではありません。休日にたくさん寝て平日の睡眠不足を補うのは、体内時計を乱す原因です。

私たち人間の体は、一定の睡眠リズムを持っています。この体内時計が乱れると寝付けなくなり、朝スムーズに起きることができなくなるため、規則正しい生活を心掛けましょう。

睡眠の質の低下によるもの

睡眠時間が充分でも、睡眠の質が悪ければ朝スッキリと目覚めるのは難しいものです。たっぷり眠っても熟睡感がない場合は、生活習慣や寝室の環境を見直してみてください。

特に夜寝る前にスマホやパソコンをいじる習慣がある人は、要注意です。ブルーライトに長時間さらされると睡眠に必要なメラトニンが減少し、熟睡しにくくなるため、朝の辛さに拍車をかけます。

寝室の温度や湿度、明るさや、周囲の音なども眠りの質を低下させる原因です。寝具が自分にあっていないことで熟睡できず、朝起きるのが辛いというケースも多いです。

仕事の悩みや人間関係の不安など、ストレスも不眠の大きな一因です。強いストレスは自律神経のバランスを乱し、交感神経を優位にして、不眠症を引き起こします。

病気によるもの

夜しっかり眠れない原因として、深刻な病気が隠れている可能性も否定できません。

例えば思春期前後の子どもに多い「起立性調節障害」は、自律神経の機能失調を引き起こし、睡眠トラブルを招きます。子どもが朝なかなか起きられないとき、起立時にめまいや動機、失神が起きる症状があるなら、病気の可能性を疑いましょう。

慢性的な入眠困難と覚醒困難を引き起こす、「睡眠相後退症候群」の可能性もあります。病気が原因の場合は治療で不眠も改善ができるため、早めに医師に相談することをおすすめします。

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朝なかなか起きられないときの対処法

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朝起きるのが辛いときの対処法や、スッキリと朝起きる方法をご紹介します。

朝になっても体や脳が起きる準備をしていないと、いつまでも眠気が続きがちです。朝のひと工夫で、眠気を吹き飛ばしましょう。

カーテンを開ける

朝起きるのが辛いときは、寝る前に少しカーテンを開けておき、朝日を寝室に取り込むといいでしょう。人間の体は日の出とともに目覚めるようにできていて、遮光カーテンを使って暗くしていると体が目覚めません。

朝日をたっぷり浴びると体内時計がリセットされるため、スッキリ目が覚めます。

スヌーズ機能は使わない

目覚ましが聞こえないほど熟睡しているときには便利なものの、朝起きるのが辛いときはスヌーズ機能を使わないほうが無難です。浅い眠りを繰り返すことで、眠気が取れなくなってしまうからです。

辛いときこそ意識して、決めた時間に起きることを心掛けるといいでしょう。

音楽やラジオをかける

音楽やラジオをかけることで、朝の目覚めを促すのも効果的です。聴覚と脳はダイレクトに結びついており、聴覚を刺激すると自然に脳が目を覚まします。

特におすすめなのは、自分の好きな音楽です。興味のある音や言葉が脳を活性化させるため、試してみてください。

朝食はしっかり食べる

しっかり朝食を食べて胃腸を刺激することも、目覚めを促すために重要です。充分な栄養を取らないと日中だるくなり、眠気が取れません。

サプリに頼らずに良質なタンパク質やビタミン、ミネラルを摂ることで、体全体を起こしましょう。

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良質な睡眠をとるためにすべきこと

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あわせて良質な睡眠をとるためのポイントもご紹介していきます。

睡眠の質の低下も、朝起きるのが辛い原因のひとつです。生活習慣や寝室環境も改善して、夜ぐっすり眠ることを目指しましょう。

寝る前にカフェインの摂取は控える

眠る前のカフェイン摂取はNGです。コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは脳を活性化させる作用があるため、眼が冴えて眠れなくなります。

朝起きるのが辛い人は、夕方以降はカフェインを控えめにするほうが無難ですよ。

スマートフォンやテレビを見ない

布団の中でスマートフォンやテレビを見るのは控えるようにしましょう。ディスプレイ画面から放出されているブルーライトは、目にとって非常に強い光です。

長時間さらされると脳が朝だと勘違いし、交感神経が活性化して眠りが浅くなってしまいます。夕方以降はできるだけ画面を見ない習慣をつけるといいでしょう。

寝室の環境を整える

寝室の環境を整えるのも不眠の改善に効果的です。人間にとって快適に眠れる環境は、室温16~26度、湿度は50~60%程度ですから、季節によってはエアコンや除湿器を活用しましょう。

寝室の明るさは4ルクス以下が理想です。夕方から徐々に照明を控えめにし、眠る前から部屋を少し暗くしておくと寝つきが良くなりますよ。

自分に合った寝具を使う

熟睡できずに朝起きるのが辛い場合は、寝具を見直すのも選択肢のひとつです。枕や布団などの寝具は直接体に触れるため、自分がリラックスできるものを選びましょう。

熟睡できる寝具選びでおすすめなのは、櫻道ふとん店の「腰いい寝」です。櫻道ふとん店は老舗の布団専門店で、職人が1枚1枚手作りした、質の高い寝具を多数取り揃えていることで定評があります。

腰いい寝には凸凹形状に加工した超高反発ウレタンを使用しており、体圧分散に優れ、指圧効果で朝スッキリ起きられるのが魅力です。トルマリンを練り込んだ温泉綿の遠赤外線効果で、睡眠時の体温も健康的にキープできますよ。

櫻道ふとん店では、腰いい寝のお試しサービスも実施しています。質の良い布団選びで迷ったら、どうぞお気軽に櫻道ふとん店にご相談ください。

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まとめ

朝起きるのが辛いと感じても、朝は1日のスタートラインです。

朝が苦手でも、ちょっとした工夫で気持ちを切り替えることが可能です。しっかり熟睡することで、毎日スッキリ目覚めて、快適なスタートを切りましょう。