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敷布団は寝具専門店で探そう!おすすめの人気布団屋さん
こちらでは、理想の敷き布団を探し求めている皆さんに向けて、人気の布団屋さんを比較しています。寝具に求めている条件、個々人の体の不調に応じて、どの布団がベストなのかは変わってきますので、まずは“自分に合った布団を作っているのはどの布団屋か”という観点で比較して頂ければ幸いです。
基本的には、腰、肩、背中のハリなどを良くするには高反発&堅い素材の敷き布団、冷たい体や頻尿を良くするには保温力の高い敷き布団が良いとされています。ただ、最終的には試してみないと分からない部分もありますので、店舗で試せる、あるいは2~3週間ほど商品を借りて体験できる布団屋さんで試してみるのもおすすめです!
下記は、大人(男性、女性)・子供による寝具に関する悩み(左)や求める条件(右)を表にしてみました。
理想の寝具があるとしたら? | |
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肩や腰に悩みのある方 | 寝姿勢をキープできる! |
体がつめたい、寝つきが悪い方 | 寝ている間からだがずっとぽかぽか! |
女性・子供に | 収納が手軽で楽チン! |
女性・子供に | とっても軽い |
子供や寝汗をかく方に | 全然蒸れない |
どういう敷布団ならいいの? | |
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肩や腰に悩みのある方 | 硬い方が寝姿勢をキープすることができます。しかし、硬すぎると痛くて眠れません。表面は柔らかく、芯は硬いタイプをお勧めします。 |
体がつめたい、寝つきが悪い方 | 高い保温力が重要!そのためには使用している素材に注目しましょう! |
女性・子供に | コンパクトで折りたためる! |
女性・子供に | お手入れ項目がすくないし、収納時も軽い。子供でもラクラク持ち上げ! |
子供や寝汗をかく方に | カビや湿気が気にならない。梅雨や夏もベタベタせずに気持ちよく眠れる。 |
以上のように、寝具に求める条件などがそれぞれ違うことが分かります。それを踏まえた上で、それぞれに合う寝具専門店をご紹介していきます。
マットレス・敷布団の特長
マットレスと敷布団の違いを、特長から説明していきましょう。
マットレスも敷布団も身体の下に敷いて使う寝具ですが、それぞれ役割が違います。使い方や寝心地も異なるため、自分のライフスタイルにマッチした、快適に眠れるものを選ぶことをおすすめします。
マットレスの特長
マットレスは、寝ている身体の耐圧を分散する役割を担う寝具です。弾力性・復元性ともに優れていて、重心が一カ所に集中するのを防ぎ、寝心地を良くします。
敷布団の床付き感が気になる方、体が痛くて寝苦しい方は、ぜひマットレスを試してみてください。
マットレスはもともと欧米で使われてきた寝具で、主にベッドと組み合わせて使います。通気性・耐久性にも優れ、敷きっぱなしで使えるため、毎日布団を出すのが面倒な人、布団を上げ下げする時間がない人にもおすすめです。
またマットレスは厚みがあり、高低差で床のほこりを吸い込みにくいため、ハウスダストやアレルギー対策にも向いています。程良い高さのスプリングが効いたマットレスなら、立ち上がりやすく、腰が痛い方でも使いやすいでしょう。
ただしマットレスは基本的にサイズが大きく、場所をとるのがデメリットです。持ち運ぶのにも不便で、乾燥などのお手入れがしにくい面があるため、使い方には注意が必要です。
敷布団の特長
クッション性のある敷布団は、寝ている身体を柔らかく受け止め、自然な寝姿勢を保つ役割を担っています。適度な反発力があるので、筋肉の少ない女性やお年寄りでも寝返りがしやすいでしょう。
敷布団は、畳などの上に直接敷いて使われてきた、日本ならではの寝具です。保温性があって暖かく、床からの冷気もシャットアウトして、快適な寝心地をサポートします。
また吸湿性・放湿性ともに優れているため、寝汗をよく吸うのも魅力のひとつでしょう。就寝中に布団の中が蒸れるのを防いで、一年を通して気持ち良く眠ることができます。
敷布団はマットレスと違い、折りたたんでコンパクト化できるため、かさばりません。収納スペースをとらず、女性でも簡単に片付けられるので、狭いアパートで使うのにも、お部屋を広々と使いたい方にも向いています。
敷布団は湿気がたまりやすいというデメリットがあるものの、天日干しができるぶん、お手入れが簡単です。こまめにメンテナンスをすることで、常にきれいな状態を維持できます。
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おすすめの素材
敷布団にはさまざまな素材が使われていますが、人気のある4つの素材の特徴を詳しくご紹介していきましょう。
素材や中綿も、敷布団選びの重要なポイントです。同じような見た目でも素材が違えば柔軟性や保温性、寝心地も違うため、自分の使い方にあったものを選ぶ必要があります
木綿
天然の木綿を詰めた敷布団は「綿布団」とも呼ばれていて、ふわふわとした触感。体への刺激も少なくて、昔ながらの寝心地が好きな人や、畳の上に直接敷いて使うのに向いています。
日本の高温多湿の気候に適した吸湿性を備えていて、寝汗を良く吸い込むのが特徴。そのぶんお手入れが必要ですが、綿布団は打ち直しができるため、良品なら長く愛用できるというメリットがあります。
木綿布団は厚みがあり、腰が沈んで寝姿勢を悪くしないように工夫されて作られていますが、柔らかすぎると寝返りがしにくくなって、朝起きた時に腰が痛むという人もいます。
ウール(羊毛)
羊の毛を使った天然素材は、「クリンプ」と呼ばれる縮れでクッション性が良好。価格は高いものの吸湿性と放湿性の両方を兼ね備えているため、寝汗をかいてもべたつかず、お手入れが簡単なのも魅力のひとつです。
加えて弾力があり、程よく柔らかなのも良いところ。体圧分散にも優れていますが、重みがかかるとクリンプが潰れて硬くなってしまう傾向があります。特に腰やお尻周りなどの重みがかかる部分が早くへたれて、寝心地が変わりがちです。
ウレタン
ポリウレタンを原料にしたスポンジのような発泡素材で、耐久性と体圧分散に優れているのが特徴。身体に柔らかくフィットする低反発と、寝返りがしやすい高反発があり、自分の体や眠りの好みにあわせて選ぶことができます。
ウレタンは天然繊維と違い、ダニのエサにはなりません。アレルギー体質の人や小さなお子さん、免疫力が低下したお年寄りでも安心して使えますよ。
通気性は悪いものの天日干しの必要もないため、お手入れが楽なのも魅力のひとつ。忙しい人やアパートなどで布団を干すことができない人、腕力が弱くて布団の上げ下げをしたくない若い女性にもおすすめです。
ポリエステル
ポリエステルを綿状に加工したもので、木綿に近いふわふわとした触感が特徴。工場で大量生産できるため、リーズナブルに購入できるのが魅力です。
ただし触感こそ木綿に似ていますが、ポリエステルは吸湿性や保温性に劣ります。寝心地が悪いと感じる人もいますが、軽量なうえに丸洗いできる商品もあって、使い勝手の良さで人気があります。
快適な睡眠には敷布団の構造にも注目!
熟睡できなくて困っている場合や健康が気になる人、朝起きたときに腰の痛みがあるときは、布団の構造にも注目しましょう。同じ素材を使っていても、厚みや形状など構造の違いでも大きく快適性を左右するもの。快適な睡眠のためには、自然な寝姿勢を維持できるものがおすすめです。
理想的なのは、硬すぎず柔らかすぎず、自然な寝姿勢をキープできる体圧分散に優れた構造の敷布団です。
私たちの背骨は緩やかなS字カーブを描いていますが、硬い敷布団だと腰回りに空間が空き過ぎて負担が大きくなりがち。かといって柔らかすぎるとお尻が沈み過ぎ、腰の痛みが引き起こされ、熟睡できなくなってしまいます。
これを改善するために考案されたのが、表面を凸凹形状に加工した高反発ウレタンマットを使った体圧分散敷布団。体を点で支えるほど良い柔らかさと、しっかりした反発力を兼ね備え、背骨のカーブを理想の状態で支えます。
商品によっても構造の違いがあるため、自分の体型や腰痛の悩みにあったものを選ぶといいでしょう。敷布団と体圧分散の関係については、以下の記事で詳しく解説しています。おすすめの商品も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
人気の布団屋さんで主要製品の敷布団を比較!
それでは、人気の布団屋さんが製造している敷き布団の中から“健康に良い素材を用いている”または“体の不調に困っている方に向けて売られている”という製品をピックアップしていくことにしましょう。
基本的に当該、布団店の技術が詰め込まれた健康に良いとされる敷き布団の中でもっとも代表的なもの、複数ある場合はミドルクラス(真ん中くらいの価格)に相当する製品を選んで紹介しています。あなたにピッタリの敷き布団を探す上で、比較材料にお役立て頂ければ幸いです。
櫻道ふとん店
代表製品 | 腰いい寝 | |
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価格 | 39,800円〜 | |
製品解説 | トルマリンの保温効果と、体圧分散を行い寝姿勢を保つ凹凸形状。防ダニ加工で、作り直しもできてお手入れ目安はおよそ5年。 |
西川産業
代表製品 | ドクターセラ・ルナ | |
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価格 | 280,000円〜 | |
製品解説 | 睡眠時の温度など、睡眠環境をリモコン操作で機械的に管理できるハイテク敷布団。 |
テンピュール
代表製品 | ふとんシンプル | |
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価格 | 38,000円〜 | |
製品解説 | やや固めの素材で作られているため、腰が沈みにくく、負担が少なめ。腰に悩む方向けです。 |
エアウィーヴ
代表製品 | エアウィーヴシンプル | |
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価格 | 63,000円〜 | |
製品解説 | ポリエチレンの極細繊維状樹脂で作られた敷き布団。寝返りしやすく、体の不調が軽くなると言われています。 |
エムール
代表製品 | ボディサポーター指圧敷き布団 | |
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価格 | 17,900円〜 | |
製品解説 | 凹凸形状なので体圧が分散し、腰や肩に気持ちいい布団。凹凸は3年ほど持続します。 |
東洋羽毛
代表製品 | 次世代(R)快眠敷き布団 | |
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価格 | 34,000円〜 | |
製品解説 | へたりにくいファイバー素材のクッションを使用。体圧分散設計なので、腰への負担が少なくなります。 |
無印良品
代表製品 | 体圧分散敷きふとん | |
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価格 | 25,000円〜 | |
製品解説 | 部位ごとに堅さを変えることで、通常よりも体圧が分散しやすくなっており、腰や背中への負担が少なめです。 |
ニッセン
代表製品 | 抗菌消臭わた入り 体圧分散敷き布団 |
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価格 | 15,900円〜 | |
製品解説 | 腰に負担がかかりにくい構造のふとん。抗菌消臭効果のある中綿を使用しているので、衛生的。 |
マニフレックス
代表製品 | イタリアンスーパーふとんプレミアム20 | |
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価格 | 23,886円〜 | |
製品解説 | エリオセルという高反発素材を使用しており、腰や肩が沈みにくくなっています。芯材のへたりは3年保証。 |
敷布団は季節に応じて使い分けるのがおすすめ
敷き布団は使う季節を考慮して選び、使い分けることも大事です。
日本は四季の変化が多彩で、気温や湿度が大きく変わるもの。寝具が季節感にあっていないと寝苦しくなって、熟睡できません。
季節ごとの寝具選びのポイントや、おすすめの敷布団をご紹介していきましょう。
春・秋におすすめの敷布団
四季のなかでも、春や秋は保温性と、通気性の良さが両立する敷布団を選ぶことをおすすめします。
理想なのは程良く暖かく、熱気がこもりすぎない敷布団。春や秋は気温も湿度も穏やかで、就寝中も過ごしやすいものの、以外と寒暖差が激しいものです。急に暑くなり、逆に底冷えする日が続いて体調を崩しがちなので、どんな気温でも対応できる敷布団を選びましょう。
また、花粉をひきつけない敷布団を選ぶことも大事です。春や秋は、花粉症の季節。天日干しの際に布団に花粉がつくと、鼻水やくしゃみといった体調不良の原因になります。
特に花粉症リスクが高いのは、化学繊維を中綿に使った敷布団です。花粉は気温の上昇とともに大気中に拡散し、静電気で敷布団に引き付けられるもの。花粉症の人や家族にアレルギー体質の人がいる場合は、化学繊維の布団は避けることをおすすめします。
夏におすすめの敷布団
気温、湿度とも高く寝苦しい夏は、通気性の良さを重視。汗を良く吸って湿気がこもらない、吸湿性の良い敷布団を選ぶといいでしょう。
夏に避けるべきは、化学繊維の中綿を使った敷布団や、低反発ウレタンを使ったマットレスです。夏は寝汗が増える季節。化学繊維は吸湿が低く、どんどん寝汗を溜め込んで、寝苦しさに拍車がかかります。吸湿性の悪さはウレタンも同様で、特に体が沈み込む低反発マットレスは蒸れやすいので避けましょう。
夏におすすめなのは凸凹形状に加工した、反発力のある中芯の入った敷布団です。体を点で支えることで通気性が良くなり、暑い夏でも快適。肌との密着する面積が少ないため、サラッとした質感で涼しいのも嬉しいポイントです。
冬におすすめの敷布団
気温が低く冷え込む冬は、保温性の高さばかりを意識しがちですが、敷布団は通気性の良さも重視して選ぶことも大事です。というのも保温性の高い敷布団で寝ていると寝汗が増え、布団の中と床の温度差による結露が生じやすくなります。
暖かい冬布団にカビやダニが発生するリスクも高いため、こまめにお手入れをして使いましょう。
敷布団はマットレスと使った方がいい?
続いて、敷布団とマットレスの関係について解説していきます。
最近は腰痛対策などの機能性の高いマットレスが人気ですが、ふかふかとした寝心地の敷布団と組み合わせて使いたいと考える人は多いでしょう。
ただし、安易に敷布団とマットレスを組み合わせて使うのはNG。併用する場合は、一工夫が必要です。
基本は一緒に使わない
敷布団とマットレスは基本的に、一緒に使うのは控えたほうが無難です。この2つは体の下に敷いて使う寝具ですが、本来は単体で使うことを想定して作られています。
硬いマットレスに敷布団を重ねて使えば、寝心地を改善できるという考え方はありますが、異なる機能を併用することで、本来の機能が損なわれるリスクも高いです。実際に敷布団の下にマットレスを敷くと、敷布団が腰まわりごとマットレスに沈み込みすぎ、腰痛が悪化するケースがみられます。
そもそも敷布団は畳の上で、マットレスはベッドの上で使う寝具。使われている目的が違うのです。敷布団もマットレスはそれぞれの目的や睡眠スタイルにあわせて、分けて使うといいでしょう。
どうしても敷布団とマットレスを併用するなら
ただし敷布団とマットレスは、絶対に併用して使ってはいけないというわけではありません。上手に組み合わせれば、お互いの欠点を補い合って、快適に眠ることも可能です。
敷布団とマットレスを併用するうえで大事なのは、相性の良さを見極めることです。一般的に、次のような特徴の寝具は、併用に向きません。それぞれ単体で使いましょう。
■ 厚さが10cm以上ある敷布団
■ 厚さが10cm以上ある高反発マットレス
逆に、次のようなマットレスであれば、本来の機能を損なうことなく、逆に欠点を補いあって敷布団との併用が可能です。
■ 厚さ5~6cm程度の、薄い高反発ウレタンマットレス
体圧分散性や反発性などのマットレスの機能を損なわずに、薄さによる底付き感を改善できます。
■ 厚さ5~6cm程度の、薄いファイバー繊維を網目状に固めたマットレス
ファイバー繊維製にありがちな硬さや、通気が良すぎることの冷えを軽減できます。
■ 厚さ5~6cm程度、薄い低反発ウレタンマットレス
マットレスの軟らかな質感をキープしたまま、薄さによる底付き感を改善できます。
敷布団とマットレスの組み合わせ方、重ねる順番も成否を分けるポイントです。マットレスや敷布団の底付き感を軽減するなら、敷布団の下にマットレスを敷いて使うのがおすすめ。
逆に体圧分散性を向上させたい場合は、敷布団の上にマットレスを敷いて使うといいでしょう。
長持ちさせるには手入れも大切
最後に、敷布団のお手入れの仕方をご紹介していきましょう。
お気に入りの敷布団を購入したら、できるだけ長く愛用したいですよね。お手入れで寿命を延ばすことができるものの、寝具は使い方によって、お手入れ方法を変える必要があります。
間違って覚えていることや、見落としていることも多いため、これを機会に、普段のお手入れ方法を見直してみてください。
畳の上で寝る場合
畳の上に敷布団を敷いて寝る場合はこまめに上げ下げをし、定期的に天日干しで除湿しながら使うことが大事です。
畳は表がい草、芯は藁などの植物性の素材で作られているため、天然の調湿機能が備わっており、クッション性が高いのが特徴。高温多湿の日本の環境に適していて、敷布団との相性が良好です。
防ダニ・抗菌効果のある天然素材なので安心ですが、敷きっぱなしは湿気のダメージを受けやすくなります。寝汗で敷布団に湿気がこもると布団や畳にもカビが生える危険性があるため、こまめなお手入れを心掛けましょう。
フローリングの上で寝る場合
フローリングに敷布団を敷いて寝る場合は、畳の上で寝る以上の湿気対策が必要です。フローリングは天然素材ですが、畳と比較するとクッション性や弾力性に劣り、吸湿性もありません。
可能な範囲でフローリングの下にすのこを敷くか、除湿シートを活用して、日常的な敷布団の除湿を心掛けましょう。フローリングに接する敷布団の下には湿気が溜まりやすく、ダニやカビが繁殖しやすいため、敷布団をこまめに上げ下げして、定期的な天日干し乾燥を心掛けてください。
布団のケアだけでなく、エアコンを使って室内の湿度を調節するか、除湿器を活用するのも負担軽減に効果的です。
その他、はじめからお手入れが簡単な敷布団を選んでおくのも選択肢のひとつ。湿気がこもりにくくお手入れが簡単なものを選ぶと、生活がグッと楽になるでしょう。
お手入れのしやすさの面でおすすめなのは、櫻道ふとん店の「腰いい寝」です。体圧分散に優れた腰痛対策敷布団としても有名ですが、高反発マットレスと温泉綿の組み合わせで、天日干しは不要。
軽くて壁などに立てかけやすく、簡単に湿気を除去できる優れものです。機能性もメンテナンス性とも良好で、長く愛用できる敷布団を探している人は、一度櫻道ふとん店に相談をしてみるといいでしょう。
敷布団・マットレスの掃除方法
敷布団・マットレスについた汚れを掃除する方法を詳しく解説していきましょう。
毎日使う寝具は、寝汗などで汚れることも多いです。汚れはため込まずに、こまめなお手入れを心掛けてください。
カビ
カビはアレルギーや皮膚炎などを引き起こす原因となるため、放置は厳禁です。側生地にダメージを与えないよう、消毒用エタノールを使って掃除をしましょう。
■カビ掃除に必要な物品
・消毒用エタノール
・スプレーボトル
・古タオル
■カビの掃除手順
1. 消毒用エタノールをカビが生えている部分にたっぷりスプレーする
2. 1時間ほど放置する
3. ぬるま湯で濡らして軽く絞った古タオルで、側生地を叩くようにカビ汚れを拭き取る
4. 繊維に入り込んだカビが取れるまで、1~3の手順を繰り返す
5. カビが取れたら風通しの良い場所で、しっかりと乾燥させる
ダニ
ダニに刺された疑いがある場合は、布団の掃除をする必要があります。
ダニは50℃以上の高温にさらすと死滅するため、掃除にはコインランドリーの布団乾燥機が有効です。ご家庭の布団乾燥機でも対処できるため、ぜひ試してみてください。
■ダニの掃除手順
1. カバーやシーツを取り外して洗濯し、50℃以上になる乾燥機に20分ほどかけて乾燥させる
2. 敷布団やマットレス本体は、布団乾燥機のダニ退治機能で乾燥させる
3. 布団両面に掃除機をかけて、ダニの死骸を吸い取る
黄色・茶色のシミ
敷布団やマットレスについて黄色・茶色のシミは、酸性の油汚れです。アルカリ性のクリーンな洗剤を使って、汚れを分解して掃除しましょう。
■シミ掃除に必要な物品
・重曹水(水100mlに重曹小さじ1杯を混ぜて作る)
・クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜて作る)
・スプレーボトル
・古タオル
■シミの掃除手順
1. 重曹水をシミにたっぷりとスプレーする
2. 5分程度放置する
3. 古タオルを押し付けるようにして、シミを吸い取る
4. 重曹水で汚れが落ちない場合はクエン酸水をシミにスプレーして、同様にタオルで吸い取る
5. シミがとれるまで1~4の手順を繰り返す
6. シミが取れたら乾いたタオルを押しつけて水分を吸い取り、しっかり乾燥させる
おねしょ
子どものおねしょは、中綿やスプリングにダメージを与えるため、すぐに水分を拭き取ることが肝心です。
朝忙しい場合でも、応急的に水分を拭き取るところまでは済ませておくと良いでしょう
■おねしょ掃除に必要な物品
・クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜて作る)
・スプレーボトル
・古タオル
■おねしょの掃除手順
1. おねしょで濡れた部分の上下を古タオルで挟み、上で足踏みをして水分を吸い取る
2. クエン酸水をおねしょ汚れにたっぷりとスプレーする
3. 古タオルを押しつけて、汚れを吸い取る
4. 尿臭が取れるまで、2~3の手順を繰り返す
5. 臭いがとれたら、濡れた部分をしっかり乾燥させる
クリーニングに出す
ご紹介した方法で汚れが落ちない場合は、専門店のクリーニングに出すことをおすすめします。
汚れを落とすことで布団の快適性が復活することもあるため、前向きに検討してください。ご家庭で落とし切れなかった表面の汚れ、布団内部の汚れもきれいに落とせて、すっきりと眠れます。
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敷布団・マットレス掃除の注意点
敷布団やマットレスを掃除する際の注意事項を紹介していきます。
敷布団やマットレスは、生活するのに欠かせない生活用品です。掃除に失敗してダメにしないよう、細心の注意を払いましょう。
素材によってクリーニング不可のものも
残念ながら、素材によってはクリーニングできない布団もあるため、事前に確認が必要です。
一般的に、次のような素材を使った布団は、クリーニングができません。
・真綿素材
・シルク素材
・ムートン素材
・表地が縫われていない羽毛布団
・低反発ウレタン
・ポリエチレン
お手持ちの寝具がクリーニングに出せるかは、洗濯表示で確認することが可能です。「水洗い可」か「ドライクリーニング可」のマークが表示されていれば、おおむね問題はありません。
ただし自己判断はせず、布団を持ち込む前にクリーニング店に相談すると良いでしょう。
コインランドリーで洗うのは失敗しやすい
コインランドリーは便利でも、布団の洗濯は失敗しやすいので注意が必要です。
布団は厚みがあり、生乾きになりやすい傾向があります。逆に乾燥のしすぎで縮む可能性もあり、乾燥時間の見極めが難しいのが実情です。
布団の洗濯はコスパを重視するのではなく、クリーニングや専門のクリーニング業者に任せるほうが安心です。
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まとめ
敷き布団にはいくつものおすすめ商品がありますが、一番大事なのは、それぞれの特徴を理解して、自分にぴったりのものを選ぶことです。
快適な眠りは、健康な生活に欠かせません。
こまめにお手入れをして、良い寝具は長く愛用することを心掛けてください。